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「地球へ・・」で駄文、◆抜けない棘◆1

墓地は森林公園の中にあった。木々の間を吹き抜ける風もさわやかな、気持ちよく晴れた日の午後。市民たちはそれぞれに憩い、余暇を楽しんでいる。

市民たちの中にはミュウの気配も混じっている。

ミュウたちは首都星ノアの一地区を、自治区として与えられ、独自の社会を形成していた。

人間社会との行き来は自由であった、市民権を得てミュウが人間社会に永住することも認められてはいたが

渡航には許可証が必要であったし、出入に関しては厳しいチェックが行われていた。

ノアに自治区を与えられたのも、事実上、パルテノンの監視下に置いておくのが目的だった。

「平和だな・・」

公園の中を歩きながらジョミーは思う。あの迫害され逃げ惑っていた日々が夢のように思えてくる。

ジョミーは幸福を感じてはいたが、拭い去れない虚無感も抱いていた。

学校やメディアで歴史として語られてはいるが

大半の市民たちはあの悲惨な戦いを知らない。

心の深いところではらった犠牲。殺した人間たち、死んで逝った友人、仲間たち・・・・。

ジョミーは鬱々とする気分を追い払うように、伸びを一つすると。

「知らない方が幸せなことかもしれないな。」とつぶやいた。

もちろん、ミュウが辿った苦難の歴史を風化させずに語り継いでゆくことは大事なことだったが、

だからといって、過去の傷を掘り起こして、今、上手く行っている人間関係までをギスギスさせるのはお互いの為にならない。

まだ、人間との間に解決すべき問題は山積しているが、ミュウが求め続けた世界が実現されつつある。

「今はそれでいい」

幸せそうな市民たちを、微笑ましく見つめながら、ジョミーは待ち合わせのカフェへ向かった。

「ジョミーこっちよ!」スウェナがテラスになっている席から声をかけた。

「仕事大丈夫だった?よく抜けられたわね」

「無理やり抜けてきたよ。今頃リオがてんてこ舞いしてるんじゃないかな?」

肩をすくめながら、やれやれ、という表情でジョミーは笑った。

思ったより元気そうなジョミーに安心したスウェナは

「じゃあ、行きましょうか」

とジョミーを促しながら立ちあがった。

墓所は公園の最奥にひっそりとあった。

サム・ヒューストンの名前と、生存年月日が刻まれただけの小さな墓石。

だが、他の墓に比べて綺麗に掃除されていて、定期的に人の手が入っていることが伺える。

二人はサムの墓石に花を供え、暫く黙って立ち尽くしていた。

アタラクシアで、はじめて出あった日。取っ組み合いの喧嘩をした時のこと。目覚めの日の前日、再会を誓いあった・・・。そして、ナスカで自分にナイフで切りかかってきたサム・・・。」

次から次へと思い出が蘇る。

その幻影を打ち消すように、ジョミーはぎゅっと目をつぶった。

そのとき、背後から近づいて来る人の気配がした。

「キース!」スウェナが叫んだ。

そこには、マツカを伴った国家主席、キース・アニアンがいた。

◆◆◆◆◆◆◆

shock(長い)弁解shock

「みんな生きてる」なんて前回言ってましたが、サムは死んでますね。ブルーも死んでるかな?うう、かなり曖昧・・・。ごめんなさい。

人間とミュウ・・・。まあ、いきなり共存は無理だろgoodってことで、ワンクッション置いて、自治区設定にしてみましたよ。

人間、一度刷り込まれた思考ってなかなか変えられないと思うんですね。

理屈じゃわかっても心の深いところでは激しく拒絶してたり、同情目線で「可哀相な人たちには親切にしてあげましょー」的自己満足モードに浸ってくれちゃったり?

人間側がミュウに対して「化け物」という認識を植えつけられてしまったのなら、それこそ、記憶操作なりして脳をつつかないとまず共存は無理だと思うわけです。

それなら、居住区を分けて人間たちに安心感をあたえつつ、生まれてくる子供にはちゃんとした共存教育をほどこし、ゆるゆると同化させていくのが一番平和な解決方だと思うわけですflair

ミュウが優等種だというなら、そのうち人間もみんなミュウになってしまうんだろうし・・・。

ジョミーとキースが生還してたら多分こうしたかもしれない?と言う、ま、妄想劇場ではございます。

だって、トォニィがまだシャングリラに住んでるってことは「結局共存できてないんじゃん」

地球はアボンでしたが、ノアだってアルテメシアだって無傷で残ってるのに・・・。

と思ったものですから・・・。

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